迷い猫オーバーラン! 04 / 05

◆ 04 迷い猫、脱いだ

監督・絵コンテ:大地丙太郎 / 脚本:木村暢 / 演出:郄田昌宏 / 作画監督:石田智子


って事でね、既に皆様ご周知の通り、挿入れ替わり勃ち代わりで毎週異なる監督にマワされ続けている『迷い猫オーバーラン!』ですが、今回はあの大地丙太郎が監督を担当するという事前情報で、放送前から注目度はミミズ千匹・・・ではなく、鰻登り、期待度はカズノコ天井・・・ではなく、天井知らずって感じで俄然盛り上がっていました。


いやはや流石は大地監督。一つも二つも格上の壮絶なレイプ現場を目撃してしまった心境です。個人的にアニメ化における原作レイプはあまり気に留めないというか比較的寛容に受け止める・・・いや、場合によってはむしろ好意的にとられている方なのですが、今回ばかりは大地監督の調教があまりにもエグく他監督の追従を許さない程に異質であった為、もはや僕の知っている『迷い猫オーバーラン!』とは明らかに異なる『迷い猫オーバーラン!』が繰り広げられていた現状に胸が痛くなってしまいました。「う、うそ・・・!?こんな・・・ッ!!(ビクンビクン!!)」って言ってたもん(※イッてません)。


C1アバンタイトルの背景美術だけでただならぬ雰囲気を感じさせた時点で既にアドバンテージは監督側にあった感じ。ただし、第1話〜第3話までとは明らかに異質ではあったものの、大地にしては控え目に作っていた印象だったのもまた事実。第4話のみ或いは第4話から観始めた・普段から大地作品を見慣れていた連中にはヌルく映った事でしょう。


しかしながら、いわゆる温泉回で尻丸出しにしても、まるでしずかちゃんの入浴シーンや野原しんのすけのケツを見てるが如き無償のエロ・・・は全然違うとして、東京都の青少年育成条例にさえ見向きもされなさそうな非エロでレイプを完了させてしてしまう妙技はある種本末転倒とも捉えられそうだけど、そういう意味でもタイミング的にも今回1度きりの担当だったからこそ大地丙太郎が光ったように感じております。



◆ 05 迷い猫、泣いた
監督・絵コンテ・演出:福田道生 / 脚本:木村暢 / 作画監督:江原康之


今回の話のメインである梅ノ森千世が恐らくキャラ設定通りウザ可愛むかつく感じが良く表れていたし、第3話チックな急〜超展開で最終回の様相を呈しながら梅ノ森千世ENDに向けた茶番がまさに茶番の前で繰り広げられていました。巧くん、急に一人で何してんのwwwこういうの好きすぎるwww『迷い猫オーバーラン!』の持ちネタにしてくんないかなw


いつもより作画が気になる部分は多いんだけれど、『迷い猫オーバーラン!』第5話を見る限り、TVアニメ版『ヒャッコ』はSTAFFに恵まれなかった監督カワイソスという解釈になるかな。『夜桜四重奏 〜ヨザクラカルテット〜』みたくOADでいいから『ヒャッコ』は作り直して欲しいな。ただし、監督はそのまま福田道生で。アニメは一つ変われば劇的に面白くなるっていうのを知らしめて欲しい!!とかそういうの関係無く。