Angel Beats! EPISODE.01

[EPISODE.01]Departure
脚本:麻枝准 コンテ/演出:岸誠二 作画監督平田雄三


天使のガードスキルによる防御時に「0」と「1」の2進数エフェクトなんて『今日もやられやく』の2ch編集スレを見るまで気付きませんでしたが、死亡〜復活、安地、NPC、制服×変な武器等のゲーム的なメタフィクションが多く点在していたので、そっち系のデジタルな世界観なんだろうという事くらいは観て取れます。ストーリーの主軸自体は悪くなさそうですが、どうやら掴みはK.O.って感じすね。

LIVEシーンはPVで大放出していたので目新しさはあまり感じませんでしたが、STAFF自ら言うだけあってやはりすばらしい出来でしたね。P.A.Worksが暫定首位でいいっすよもうメンドクセーんで。ま、勝手に勝負して勝手に勝った感じは否めませんが、何にせよアニメーターがほぼロトスコープだけのアニメーションで勝利宣言してしまうのはまったくもってナンセンスなので、是非とも次の機会にはクリエイティブな分野で対戦してくれる事を願っています。

それはそうと、このLIVEシーンって第1話で出すようなタマじゃねーっすよね。観客が握り締めている食券を大型扇風機で吹き飛ばし、回収した観客の食券で自らの腹を満たす為の非人道的手段としてLIVEを開催した訳ですが、(どうしてみんな食券握ったままLIVE観戦してんだよ・・・みたいなツッコミは無視して)そんな肉うどん1杯(300円)の為にロトスコープ使ったLIVEシーンってちょっとガッカリしちゃうよw(ジュエルモンスターいねーのかよw)いや、そんな事じゃないんですよ重要な事は。
問題を分かり易くする為に、本作のLIVEシーンが意識していたであろう作品のうちの恐らく最たる『涼宮ハルヒの憂鬱』のLIVEシーンを例にすれば、『涼宮ハルヒの憂鬱』は、LIVEシーンに至るまでの経緯とメインキャラクター2名の普段とは異なる一面があったからこそあのLIVEシーンが生きていた訳だけど、なんかまだよく分からんちょっとかわいい子がLIVEしてまーすじゃ食いつかないっつーのwまずはその子らに興味持たせなきゃでしょーにwまぁ公式webサイトを見る限りまだタマは残してるみたいだけど、この掴みの失敗は以降にも響くでしょう。やはりアニプレタイマー発動か!?


評  価:☆☆☆☆★★★★★★ 4.5pt
期 待 度:☆☆☆☆☆★★★★★ 5.5pt
予想売上:7,000枚

評価は2010年新春レートだとそれでも2割増しくらいになるかな。
そして肝心のBD&DVD(※どっちも出るの?)は、20,000枚は売りたいところでしょうが、現時点に於いて下回る事は否めない状況。しかし、実際の数字となるとちょっと読めません。