生徒会議事録 -2- 「私たちは数字にとても弱い生き物なのよ!!」

くりむ 「ねぇ杉崎ぃー」


杉崎 「はい、何です会長?」


くりむ 「さっき保健室で身長測ったら7mmも伸びてたんだよー」


杉崎 「それはすごい 会長は成長期なんですね」


くりむ 「そうだよ、成長期の真っ只中にいるんだよ私は 大人の階段の更に上をのぼってるんだよ」


杉崎 「でも程々にしておいてくださいよ」


くりむ 「大丈夫だよ 膝に来てる感じは今のところ無いもん」


杉崎 「そうですか、それなら安心しました・・・って、そういう事ではなく!」


くりむ 「え?何? 杉崎がノリツッコミなんて珍しいね」


杉崎 「会長は極力現状維持に努めて頂かなければいけないんです!」


くりむ 「えー! もう少しで大台に乗るからそれまでは伸び続ける予定だもん!」


杉崎 「あぁ、会長!それもN.G.です! “大台”と言う単語を使ってしまうと会長の身長が特定され兼ねませんし、そうでなくとも限りなくグレーゾンが狭まってしまいます!」


くりむ 「えー いいじゃん別にー」


杉崎 「重要な事なんです 分かってください」


くりむ 「桜●丘高校のみんなは公表してるのに・・・」


杉崎 「あちらは現実に直結した音楽という媒体があるので、より身近に感じてもらおうとかそういった商品展開なんでしょう」


くりむ 「じゃあ私達も音楽やって身近に感じてもらえばいいじゃん それに中の人たちも同じようにがんばってくれてる事だしさ」


杉崎 「であれば、まず会長の髪の色を直して来てください」


くりむ 「・・・髪の色を直す? え?直すってどういう事?元々こういう色だよ?」


杉崎 「そう言えばそうでしたね」