BAMBOO BLADE 13

BAMBOO BLADE 13 (ヤングガンガンコミックス)

BAMBOO BLADE 13 (ヤングガンガンコミックス)

久しく剣道と主人公から離れ気味だったBAMBOO BLADEも、ここからようやくタマちゃんoutウメちゃんinして本格的に再開です。
その本格さたるや相当なもので、『キャプテン翼』、『ドッジ弾平』、『テニスの王子様』等に代表されるとんでもスポーツ系として分類するにこの1冊だけで事足りる気合(?)の入りよう。
音速を超えて放たれる突き技「閃」はソニックブームを発生させ、他人の目に見える程にまで膨れ上がった闘気は周囲の観客を巻き込み、部屋に貼ってあったポスターが選手に同調するかのように次々と剥がれ落ち、置いてあったうちわも爆発します。
超スピードだとかコマが足りなかったなんてチャチなもんじゃあ断じてねえまさに時を置き去りにした攻撃が仕掛けられても、審判達は動じること無く平然と一本を宣言しているあたり、やはり剣道界隈では普段から見慣れているごくありふれた光景だというのが伺い知れます。
しかしながら、審判にゃしっかり見えてる訳だし、対戦相手も防ぐ事は出来ているので、消えるとか時を止めるとかそんなオカルトありえません!ってなものなのでしょうが、さすがは全国TOP2の両雌、つえーです。強すぎます。しかもかわいいので、言うことは「付き合ってください」くらいのものです。喉元を突かれてしまいそうですが。
咲-Saki-』の担当編集が掛け持ちにでもなった?とか、テレシコワさん何してはるんすかwって感じで全編に渡り吹き出しシーン満載ですが、何はともあれ、山田梅子がかわいい至極の一冊です。次巻で俺のウメちゃんが竹刀と防具だけ残して消えてたりしない事をただひたすら祈るばかり。

☆☆☆☆☆