Genius Party

Genius Party<ジーニアス・パーティ> [DVD]

Genius Party<ジーニアス・パーティ> [DVD]

公開:2007年7月7日
上映時間:105分
制作:STUDIO 4℃
配給:日活


『Genius Party』は、7人の監督による7つの短編映画をオムニバス形式にまとめた劇場用映画作品。それぞれの作品タイトル及び監督は以下の通り。

1. GENIUS PARTY 監督:福島敦子
2. 上海大竜 監督:河森正治
3. デスティック・フォー 監督:木村真二
4. ドアチャイム 監督:福山庸治
5. LIMIT CYCLE 監督:二村秀樹
6. 夢みるキカイ 監督:湯浅政明
7. BABY BLUE 監督:渡辺信一郎

総評:☆☆☆★★ 5.5pts


1. GENIUS PARTY 監督:福島敦子
短編オムニバス形式なので全作品にそうと言えるのかも知れませんが、特にこの『GENIUS PARTY』はアニメ・映像専門学校の超優秀な学生による卒業制作っぽかったです。
☆☆★★★ 3.0pts


2. 上海大竜 監督:河森正治
河森監督のカラー出まくりw
アニメーションに集中してもらう為に敢えて中国語を採用していたんでしょうが、アニメーションは語ってくれるので自ずと内容やテーマは伝わってきます。なので、最後まで日本語訳字幕や日本語での会話を入れる必要は特に無かったように思います。
☆☆☆★★ 6.5pts


3. デスティック・フォー 監督:木村真二
んー、正直言ってよくわかりませんでしたw
☆☆★★★ 3.0pts


4. ドアチャイム 監督:福山庸治
分岐する世界(自分)との交錯というSF兼サイコホラー的な話と演出がとても良かったです。ただし、更に捻ってくると思われたオチの弱さが少し残念でした。
☆☆☆★★ 5.5pts


5. LIMIT CYCLE 監督:二村秀樹
「まず何言ってるかわかんない。アニメでやる必要無し。むしろ映像が邪魔。」と、開始から数分してようやく一緒に観ていた弟が言ってくれたので飛ばしました。なんせまったくの同感だったもので・・・・・・。
★★★★★ 0.5pt


6. 夢みるキカイ 監督:湯浅政明
タイトルの英訳は「Happy Machine」。どこからかやって来る赤ちゃんをHappyにする為専用のMachine、それが夢みるキカイ。それを動かす為には当然ながら燃料が必要なのである。きっちり決められた形状の燃料に「ならなければいけない」、「なってしまう」、「なる事が出来る」のは夢みるキカイで夢を見た者自身・・・・・・というグロく重いテーマとオチが秀逸でした。完全に僕の好みに合致していました。
☆☆☆☆★ 8.0pts


7. BABY BLUE 監督:渡辺信一郎
キャラクターデザインがまともな某●海作品かと思っ・・・(ry
この異色作ばかりの中、最後を飾るのがまさか普通に良い話的なデザートでの口直しだとは思いもよりませんでしたwいやはや、どうにも味が薄すぎますってwんー、違うな逆に薄くて印象的な味だったかもwどうせなら『BABY BLUE』で一本やってくれよw
しかしながら、ラスト。花火のシーンで感動するには場所を指定するフラグ立てが弱いんじゃない?最後に花火やら何やらをするって事は分かりきっていたにせよ、なぜ花火をするのがあの場所だったのか不明すぎる。いや、まぁ演出上の都合ってか、別れを惜しむ奴が座る席はホーム側ってお約束なんでしょうが、万が一逆の席に座ってたらどうすんだよw最後の最後で会心のギャグが成立して10.0pts獲得完全優勝だったかもしれないじゃないかw
☆☆☆★★ 6.0pts